山下泰裕の現在は?リハビリ生活を支える妻はどんな人

スポーツ選手

山下泰裕氏は2023年に家族で箱根の日帰り温泉に訪れた際に転倒し、頸髄損傷の大ケガを負いますが、リハビリを経て今年9月に退院しました。

山下泰裕氏の現在と、支える妻・家族についても調べました。

最後までお読みください。

日本柔道界のレジェンドであり、前日本オリンピック委員会(JOC)会長の山下泰裕氏。

2023年に報じられた突然の長期療養から、2025年現在、彼はどのような活動をされているのでしょうか?

JOC会長を退任、現在は「名誉会長」

山下氏は、2025年6月の任期満了をもってJOC(日本オリンピック委員会)の会長を退任しました。

現在は後任の橋本聖子氏にバトンを引き継ぎ、JOCの名誉会長、そして全日本柔道連盟の名誉会長として日本スポーツ界を支える立場にあります。

車いすで教壇に

最も大きなニュースは、母校である東海大学での「授業復帰」です。

山下氏は2023年10月に不慮の事故で頸髄(けいずい)を損傷。

厳しいリハビリを経て2025年9月に退院し、11月から「柔道論」の講義を再開されました。

12月に行われた会見では、車いす姿で登壇し、自らの現状を次のように語っています。

  • 身体の状態 首から下は麻痺があるが、左手が少し動く状況。
  • 教育への想い 「ありのままの姿を学生にさらけ出し、障がい者スポーツについても伝えていきたい」

国民栄誉賞も受賞した「無敵の柔道家」ですが、「首から上は達者だが、上半身、下半身は全く動かない。左手は少し動くが、手首から先は麻痺している」状態です。

しかし、新たなステージで学生たちに魂の授業を届けています。

その前向きな姿に、多くのファンからエールが送られています。

山下泰裕氏の輝かしいキャリアの裏には、長年彼を献身的に支え続けてきた奥様の存在があります。

今回は、あまり表舞台には出ることのない山下夫人のプロフィールやエピソードをご紹介します。

妻との馴れ初めはファンレター

山下氏の奥様のお名前はみどりさん(旧姓:小野さん)です。

二人が結婚したのは1986年のこと。

当時、ロサンゼルス五輪で金メダルを獲得し「国民的英雄」だった山下氏に対し、みどりさんが送った1通のファンレターが交際のきっかけだったと言われています。

銀座「和光」に勤務していた元OL

結婚前、みどりさんは銀座の高級宝飾店として知られる「和光」に勤務されていました。

鎌倉出身でお嬢様育ちという噂もあり、落ち着いた気品のある女性として知られています。

1986年1月に行われた婚約会見では、大勢の報道陣を前に、山下氏の隣で控えめに、かつ芯の強さを感じさせる笑顔を見せていたのが印象的でした。

リハビリ生活を支える献身的な姿

山下氏は2023年に頸髄(けいずい)を損傷するという大きな事故に見舞われましたが、その過酷なリハビリ生活を一番近くで支え続けてきたのがみどり夫人です。

山下氏は会見で、家族のサポートについて感謝の意を表しており、現在も車いすで教壇に立つ彼の活動は、夫人の支えなしには語れません。

まさに「内助の功」を体現する存在として、山下泰裕氏の人生を支え続けています。

2023年に頸髄(けいずい)を損傷するという不慮の事故に見舞われた山下泰裕氏。

その過酷なリハビリと復帰への道のりは、家族の並外れた支えなしには語れません。

山下氏が2023年に頸髄を損傷する大怪我を負った際も、お子さんたち(息子二人と娘一人)は奥様と共に献身的にサポートし、彼の復帰を支える大きな原動力となりました。

事故の瞬間も、リハビリの日々も共に

事故が起きたのは2023年10月、家族と温泉旅行に出かけていた時のことでした。

ヒートショックとみられる症状で転倒した山下氏を、その場で支え、救急搬送からその後の長期入院まで、常に一番近くで見守ってきたのが家族でした。

みどりさんを中心とした「献身的なサポート」

特に妻のみどりさんは、約2年間に及ぶ入院生活の間、懸命に彼を支え続けました。

山下氏は復帰後の会見で、家族の存在について感謝の思いを口にしています。

  • 精神的な柱 絶望的な状況下でも前を向けるよう、常に寄り添い励まし続けた。
  • リハビリへの並走 4箇所の病院を転院しながら行われた過酷なリハビリに付き添い、日常生活の介助を行っている。

「ありのままの姿」を支える家族の愛

現在は、左手が少し動くものの首から下には麻痺が残る状態ですが、山下氏が「車いす姿で教壇に立つ」という大きな決断を下せたのも、家族の理解と後押しがあったからです。

「自分の弱さや現状をさらけ出す」という彼の新しい挑戦は、家族という最強のチームに支えられて実現しています。

レジェンドの再出発を、家族4人はこれからも一番近くで支えていくことでしょう。