和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドの4頭のパンダが中国に返還されるニュースが出たのは4月24日のことでした。
6月28日に帰国してしまう4頭のパンダ。お母さんパンダ良浜・24歳、結浜・8歳、彩浜・6歳、楓浜・4歳は中国でどう暮らしてくのでしょうか?
以下で詳しく見ていきます。
4頭は帰国後 四川省・成都の中国ジャイアントパンダ保護研究センターへ
中国に返還された良浜、結浜、彩浜、楓浜は四川省成都の、中国ジャイアントパンダ保護研究センターの施設で新しい生活を始めます。
和歌山県から返還された4頭のパンダは、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で、野生に近い環境で飼育されることになります。
ここには、2023年2月22日に中国へ白浜から帰国した、良浜の娘・双子の桃浜、桜浜がいるところです。(父親の永明も帰国しましたが2025年1月に亡くなりました)。
良浜は娘たちとまた暮らせるのですね。白浜の浜家が一同に集まったのです。
中国での4頭の生活は今後どうなる?
24歳の良浜は療養が目的
今年25歳、人間で言えば、75歳になる良浜は高齢期に入るため、中国では療養生活に入ります。
中国には高齢のパンダが過ごす医療施設や環境が整っているので、ゆったりとした老後生活を送ることになります。
結浜、彩浜、楓浜はパートナー探し
8歳の「結浜」、6歳の「彩浜」、そして4歳の「楓浜」は繁殖のためのパートナー探しの為に酷です。
健康で幸せに暮らし、それぞれが命をつなぐことの役割の為に中国に行ったのです。
中国へ行けばまた4頭には会えるの?
2023年に帰国した桃浜、桜浜は今現在、ジャイアントパンダ保護研究センターで公開されています。このことから中国での検疫後、結浜、彩浜、楓浜には会えますが、良浜は高齢の為、療養が目的ですが、
同施設では高齢パンダも多く公開されているので、良浜も公開されるでしょう。
10頭を出産した良浜、今回の帰国で10頭の子たちすべてが中国へ帰ったことになります。
10頭の子供たちは10頭!浜が付くことから浜家と呼ばれてます。
- 梅浜(めいひん)永浜と双子
- 永浜(えいひん)梅浜と双子
- 海浜(かいひん)陽浜と双子
- 陽浜(ようひん)海浜と双子
- 優浜(ゆうひん)
- 桜浜(おうひん)桃浜と双子
- 桃浜(とうひん)桜浜と双子
- 結浜(ゆいひん)
- 彩浜(さいひん)
- 楓浜(ふうひん)
先に中国へ渡った梅浜、永浜、海浜、陽浜、優浜、桜浜、桃浜にはまだ子供がないので良浜はまだおばあちゃんではないのです。
白浜にパンダは再び来る?
白浜のアドベンチャーワールドにパンダが来園して31年、すっかりパンダに会える町として浸透した白浜に再びパンダが来る可能性は0ではありません。
6月27日にアドベンチャーワールドで行われた『歓送セレモニー』、その中で来賓の中華人民共和国大阪総領事の薛 剣さんは力強く、こう言ってくれたのです。
「みなさんのまた白浜にパンダに来てほしいという気持ちはちゃんと中国に届いております!」会場からは拍手が起こりました。
白浜にはパンダを飼育する設備が整っています。可能性はないとは言い切れません。希望を持ちましょう!