師走の恒例となった「新語流行語大賞」その年にこんな言葉がはやったんだ!と一年を振り返る、一種の楽しみがあり、毎年ニュースになるものの、近年は少し様子が変わっているようです。
それが、流行っていない知らない言葉ばかり、という風潮です。
2025年は中高年には「エッホエッホ」がいい例ではないでしょうか?
2024年は若年層が「ふてほど」に相当違和感があったようです。
流行語大賞はおかしい!みんなの言葉じゃない!
師走に入ると1984年から始まった、流行語大賞が発表されます。
でも、「あれ?この言葉、全然知らないな」って思いませんか?
実は、この賞の選び方がちょっとヘンなんです。
- 誰が決めているの?: 選ぶのは、国語学者やコメンテーターなど、大人の委員会のメンバーです。彼らが「流行った」と思う言葉を選んでいます。
- 私たちの言葉じゃない?: 中学生や高校生が毎日使う言葉。友達との間でウケたSNSの言葉やゲームの専門用語は、なかなかノミネートされません。本当に流行っているのは、私たち世代の言葉なのに。
- ニュースが多すぎ!: 選ばれる言葉は、新聞やテレビのニュースで話題になった、ちょっと難しい言葉が多いです。社会の出来事は大事ですが、楽しさや面白さで広まった言葉が少ない気がします。
- 「本当に流行った?」: 中には、一回ニュースになっただけで、すぐに聞かなくなった言葉もあります。本当にみんなが何度も使って、定着した言葉が、選ばれにくいのはおかしいですよね。
流行語大賞は、テレビの中の「流行」を見ているみたいです。
私たちが作る本当の「流行」は、きっと別のところにあるようです。
もしあなたが流行語大賞の委員なら、どんな言葉を選びたいですか?
流行語大賞は、その年の出来事を振り返る「記録」としては価値がありますが、「本当にその年に最も流行した言葉」の決定版かというと、疑問符がつきます。
多くの人々の心に残る流行語は、ひょっとすると、選考委員の知らない場所で生まれているのかもしれませんね。
今年のトレンドはこんなところにも皇居財布はどこで買える?価格やオンラインショッピングでも買えるの?を徹底調査!もご覧ください。
今年の流行語大賞は「働いて×5まいります」はなぜ炎上?
12月1日発表の流行語大賞が物議を醸しています。
年間大賞は高市首相の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」だが、ネットでは「いつ流行したのか」「忖度では」と批判が殺到中です。
最大の問題は世代間ギャップなのです。
10〜20代への調査では「おてつたび」「ほいたらね」など聞いたことがない言葉が上位に。
テレビ離れが進む若者にとって、マスメディア発の言葉は届いていないのです。
対照的に「JC・JK流行語大賞」では「〇〇で今これ」「シール帳」などSNS発の言葉が並ぶ。若者が実際に使う表現と選考委員が選ぶ言葉の乖離が、年々拡大している証拠。
さらに「働き方改革」の時代に「ワークライフバランスを捨てる」宣言が大賞となる違和感。「Karoshi大国のトップが言うべき言葉か」との海外メディアの指摘も痛烈です。
2025年の流行語大賞が若い世代に馴染まない理由は主に以下のものがあります。
- テレビ離れ – 若者はSNSで情報を得るため、テレビ発の言葉に触れる機会が少ない
- 世代間のメディア接触の差 – マスメディアとSNSの情報流通の違い
- 実用性の違い – 若者は日常で使える言葉を求めているが、流行語大賞は社会的話題性を重視
- 選考基準のズレ – 選考委員とZ世代・α世代の価値観や情報源の違い
今年の流行語大賞については中高年からの辛辣な意見も見られます。
審査員の見識を疑います。 どこが新語流行語なんですか? 普通の言葉じゃないですか。多少問題にはなりましたが,流行したというほどではありません。 審査員はいったい何を考えているのでしょう? こんなのが大賞になるのなら,新語流行語大賞なんかいらないのでは?
最近の言葉だから印象的ではあるけれど、流行語かと言われると流行してない。 というか、昔は多くの人たちが皆同じテレビ番組家族みんなで見る、みたいな感じで国民に広く同じ言葉が流行したりしたけれど、もうそんな時代じゃないから、大賞はなしで、年代や分野部門別で細かく分けた方がいいんじゃないか、と思う。(後略)
引用:Yahooコメント
流行語大賞が始まった1984年の新語部門がオシンドローム、流行語部門がまるきん、まるび、でした。
「おしん」は、今なお当時の流行を思い起こさせる象徴的な言葉ですね。

時代はどんどん変わっていくものですね。
こっちもあります!?SNS流行語大賞
年末恒例の「新語・流行語大賞」とは別に、SNSの世界で本当に「バズった」言葉を決める「SNS流行語大賞2025」が発表されました!
- 大賞は「ミャクミャク」!: 大阪・関西万博の公式キャラクターが堂々の1位。
- 「かわいいだけじゃだめですか?」や「ビジュイイいいじゃん」など、音楽発の言葉が日常の会話にも浸透しました。
- また、「鬼になろう」のような人気コンテンツ発祥のワードもノミネートされています。
- 「かわいい」を愛でる傾向 「ぬい活」(ぬいぐるみ活動)や、キャラクター関連のワードが複数ノミネート。自分の「推し」を愛でる文化が、SNSを舞台にさらに盛り上がったことがわかります。
- 画像・大喜利で拡散 「エッホエッホ」のように、画像とともに自身の状況を表す、SNSならではの「大喜利」ワードも大人気に。
SNSで話題になった言葉は、テレビとはちょっと違うのが面白いところ。
世代間のギャップがはっきり出ていますね。
今年のトレンドを振り返ってみましょう。
流行語大賞は、まさに「みんなのリアルな声」を反映した鏡です。あなたが一番使った、または見かけた言葉は入っていましたか?
この大賞の中で、あなたが個人的に一番心に残った言葉はどれですか?

